こんにちは。いつもお読みいただきありがとうございます。

店主の橋本です。

私がオーガニックコットンのことを考えるようになったのは、環境問題を勉強した際に、とても大量の農薬が綿を育て収穫するのに使われていることをとある本で知ったからです。

以下は、「Wear Organic オーガニックを着よう!」サイトからの(無断 ^ ^;)抜粋です。(このサイトでは、写真も掲載されているので、一度ご覧下さい)

  1. 「地球上の耕地面積の 約2.5%にすぎないコットン畑に、全世界で使われている殺虫剤の約16%、 農薬全体の約10%が使用されている」
  2. 「農薬漬けになってしまったコットン農場では、毎年何百万人もの農民が農薬を 直接吸い込んだり、汚染された水を飲むことによって健康を蝕まれています」
  3. 「コットンの一大産地であるインドでは、農薬を買うために借金苦に陥り、 それが原因となって自殺したとみられる農民は6年間で10万人
  4. 種まき時には殺菌剤が、成長の過程で除草剤と殺虫剤が、 収穫期に枯葉剤が使用されます」

この話は、私にとって強烈でした。
単純に、「それなら、みんなでオーガニックコットンだけを着るようにすれば、農薬は激減するやん」と思いました。インターネット上では、そのようなことに取り組まれている方も大勢いらっしゃいます。

恐ろしいことに、綿を育てる知識のない方達が住む場所に、金儲けを目当てにして「農薬を大量に使った技術」を持ち込み、栽培させて買い付けます。そして、農薬を売りつけ、農民を身動きの取れない状態に追い込んでしまうのです。
最も、こういったケース(金儲けのための自然略奪)は綿に限らず熱帯地方でもたくさん行われています。知ってしまうと熱帯地方の果物は食べる気がしなくなります。(より、深く知りたい方は、ネットワーク地球村をアクセスください)
日本にも日本オーガニックコットン協会というNPO法人があり、活動されており、エコプロダクツにも出店されていたので、オーガニックコットンTシャツを買ったことがあります。

また、環境関連で有名なパダゴニアでは、綿はオーガニックコットンのみしか使わない。などの態度を示されています。

良いもの、納得できるものを少し高くても購入して、大切に使う。これは、まさに「足を知る」を美徳にしていた共生、思いやりの日本人にマッチしたものだと思います。

しかし、まだまだ価格が高いのも事実です。

そこで、オーガニックで自然治癒力を阻害しない衣類が欲しいと思って、作ったのが『ゆるエコ』トランクスです。

45%だけエコロジー(オーガニック)、55%だけエコノミーなトランクスという訳です。

ちなみに、現在(2013/2月)は、手紡ぎオーガニックコットンのトランクスも開発・販売しています。