オーガニックコットンなわけ。


こんにちは。店主の橋本です。

私がオーガニックコットンのことを考えるようになったのは、環境問題を勉強した際に、とても大量の農薬が綿を育て収穫するのに使われていることをとある本で知ったからです。

以下は、「Wear Organic オーガニックを着よう!」サイトから情報を得た内容です。(このサイトは現在クローズされています)
同じような情報は、日本オーガニックコットン協会の「綿花栽培の肥料と農薬事情」でも紹介されています。

  1. 「地球上の耕地面積の 約2.5%にすぎないコットン畑に、全世界で使われている殺虫剤の約15.7%、 農薬全体の約6.8%が使用されている」
  2. 「農薬漬けになってしまったコットン農場では、毎年何百万人もの農民が農薬を 直接吸い込んだり、汚染された水を飲むことによって健康を蝕まれています」
  3. 「コットンの一大産地であるインドでは、農薬を買うために借金苦に陥り、 それが原因となって自殺したとみられる農民は6年間で10万人
  4. 種まき時には殺菌剤が、成長の過程で除草剤と殺虫剤が、 収穫期に枯葉剤が使用されます」

この話は、私にとって鮮烈な内容でした。
単純に、「それなら、みんなでオーガニックコットンだけを着るようにすれば、農薬は激減する」と思いました。インターネット上では、そのようなことに取り組まれている方も大勢いらっしゃいます。

恐ろしいことに、綿を育てる知識のない方達が住む場所に、金儲けばかりを目的にして「農薬を大量に使った技術」を持ち込み、栽培させて買い付けます。そして、農薬を売りつけ、農民を身動きの取れない状態に追い込んでしまうのです。
もっとも、こういったケース(金儲けのための自然略奪)は綿に限らず熱帯地方でもたくさん行われています。知ってしまうと熱帯地方の果物は食べる気がしなくなります。(より、深く知りたい方は、ネットワーク地球村をアクセスください)
日本にも日本オーガニックコットン協会というNPO法人があり、活動されており、エコプロダクツにも出店されていたので、オーガニックコットンTシャツを買ったことがあります。

また、環境関連で有名なパダゴニアでは、綿はオーガニックコットンのみしか使わない。などの態度を示されています。

良いもの、納得できるものを少し高くても購入して、大切に使う。これは、まさに「足を知る」を美徳にしていた共生、思いやりの日本人にマッチしたものだと思います。

しかし、まだまだ価格が高いのも事実です。

そこで、オーガニックで自然治癒力を阻害しない衣類が欲しいと思って、作ったのが『ゆるエコ』トランクスです。

100%オーガニックコットンのトランクスを作りました。ゆるエコの特徴は、オーガニックか否かだけではありませんので、少しリーズナブルな綿100%のトランクスも作っています。

こういった情報を知った人達が、積極的にオーガニックコットンのみを使うようになれば、地球上から農薬を減らし、環境破壊を食い止めることができる。と、私は思います。

どこの国の政治も同じなのかもしれませんが、「上からは変わらない、ならば、下から変えよう」ということで皆さんの行動ひとつが世界を変えるのだと思います。

オーガニックコットンの衣類を着ると(綿ですから、肌着が多いです)、その肌触りの良さ、柔らかさ、暖かさで癖になります。何も、地球の為だけにオーガニックを使わなくとも、しっかりと「物は良い」のです。

オーガニックコットンは、地球に優しい、農家に優しいだけでなく、着る人の体にも優しいんです。

そのもの(物質)が持っている波動が良いとでも言ったらいいでしょうか? 手で触ったら、肌触りを実感すると本当に心地良いのが伝わってきます。
オーガニックコットンの枕(天然の物質以外は全く使っていないです)も作ってみましたが、不思議なくらい気持ちよいですが。なかなか文章では伝わりにくいのですが、肌触りだけで無く、なんか感じがいいんです。
この超天然の枕を利用している方から「ぐっすり眠れるようになった」「寝付きが良くなった」「愛犬が離さなくなったので、もう1つ欲しい」などのお声を頂いています。
作った者としては、これほど嬉しいことはありませんよね。

昔ながらのパンヤで弾力のあるバージョンも作りました。縫製の糸に至るまで化繊はまったく使用せず、全て天然の素材です。)

 

女性には深刻な、残留農薬の問題

ナプキンには綿が使われている物が多く存在します。その綿が農薬だらけの綿だとするとどうでしょうか?神経毒の問題を指摘されているグリホサート(ホームセンターなどで帰る除草剤ラウンドアップ)も使われています。残留農薬が沢山含まれた素材が直接粘膜に長時間接触することになります。
生命誕生を担う大切な肉体にダメージが。。。 これは大変な問題だと思うのです。
なので当店で扱っているナプキンは、その点を考慮したり、高分子吸収体を使わないなどできるだけ安全な商品を選んでいます。(ナチュラムーンシリーズ)

オーガニックコットンの布ナプが最善だと思いますが、扱いやすさから考えれば有力な選択肢だと思います。

 

食べないから、規制が無いからと余りにも乱暴に発展してしまったツケが来ているように思えます。

1人でも多くの人が実態を知り、皆で変えて行く必要があると思います。

昨今オーガニックコットンことで問題になっていることに「新疆ウイグル自治区で作られた新疆綿」があります。世界の多くの国からジェノサイド認定を受けた問題の綿です。
新疆綿と言えば、以前は、その品質の高さから進んで表記をしたものです。

このような別の問題が出てきてしまった以上、オーガニックコットンだから全てOKという単純な話しでも無くなって来ました。(当店で扱っている衣類や枕のオーガニックコットンの産地は、インドとカリフォルニアになっています)

できる限りサプライチェーンまで確認したいところですが、全て確認出来るわけでもありませんので、安心できる考え方を持った会社様とお付き合いする。しっかりとした規制が無い現状では、これが一番だと考えています。

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