こんにちは。橋本です。
環境に興味を持つと、環境破壊のことに目が行きますよね。
以前に有名になった「奇跡のリンゴ 木村秋則さん著」を読んで、その苦しみ、こだわり、気づき、そんな実話に大変感動して涙しました。
リンゴというのは、昔すごく小さくて、農薬を使って大きな実にしたらしく、およそ「無農薬のリンゴ」などは、あり得ないと言われていたのに、見事完成させたというお話しです。
詳細な表現描写は、憶えていませんので、自分の中に記憶として入った内容になります。その中で、「農薬ってばかばかしいなぁ~」と感じた内容を思い出しましたので、書き留めておこうと思います。
昔は、リンゴにワックスを塗る人などいなかった。
あるとき、ワックスを塗ったら、見た目も綺麗し、なかなかしなびないため高値で売れた。
そのうち、誰もがワックスを塗るようになった。
当然のことながら、皆がワックスを塗ると、ワックスリンゴが常識になり、価格は元に戻ってしまう。
後に残るのは、農家のワックス代金と体に害のあるワックスを洗い流す消費者の手間と不健康。
ワックスを販売する業者の利益。
農家の人も不健康になってしまう。
さらに、ワックスを塗られたリンゴは、しなびる事が出来ず、ビタミンの抜けたかすかすの食べものになってしまう。
リンゴは、しなびることでリンゴ自身の健康を保っているそうです。
ワックスを塗らなければ、水で少し洗うだけで食べることができます。塗ってしまうと、洗い流すのに洗剤が必要になり、どんどん環境を汚します。
オーガニックコットンの話でも書きましたが、農家でも従事者は農薬で健康を害することもしばしば、汚染された飲み水も無視できなくなっているのだと思います。
本当に農薬ってばかばかしいですが、農家の人たちの苦しみを考えると簡単には言えないですよね。私達が知らない、大変さや事情があるのだと思います。
消費する私達が「形にこだわらず、虫にこだわらず、汚れにこだわらず、見た目にこだわらず」作物を買うようになれば、農薬を使った方が売れなくなり、虫のついた作本の方が高値で売れるなら、この問題は解決に近づくのではないでしょうか。
自分に出来る、ちょっとした方向転換、もっともっと考えてアクションしたいと思った「奇跡のリンゴ」でした。
木村秋則さんオフィシャルページ http://www.akinorikimura.net/